2010年01月24日

マクドナルド、イスラム教徒に配慮しブタを差し替え

マクドナルド、シンガポールの十二支「ブタ」差し替えで謝罪


 [シンガポール 22日 ロイター]

 米マクドナルド<MCD.N>がシンガポールで今月始めた十二支にちなんだ動物の人形コレクション販売で、イスラム教徒に配慮してブタ(日本のイノシシに相当)をキューピッドに差し替えたところ、中国系の客から苦情が相次ぎ、同社は22日に謝罪した。
 マクドナルドは英字紙ストレーツ・タイムズに謝罪広告を掲載。ブタの人形をラインナップに戻した。

 娘がブタ年生まれというある女性は、同紙への投書で「シンガポールは多人種多文化社会であり、イスラム教徒の国民を尊重すべきなのは理解するが、今回の場合、ブタは中国の文化習慣である十二支の1つであり、また食品ではなく単なるおもちゃだ」と訴えた。



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2009年07月28日

前・在チュニジア大使の小野氏の中東情勢レクチャーの続き

前・在チュニジア大使の小野氏の中東情勢レクチャー(イスラム教の喜捨)の続き。

アフリカ・中東における少数民族・宗教グループの動向分析。北アフリカ14カ国に広がるベルベル人のネットワークや人口の80−90%がイスラム教徒のエジプトにおけるコプト人(古代キリスト教であるクプト教を信仰。10−20%)の位置づけ。湾岸諸国におけるシーア派とスンニ派の力学と動向などは外交官ならでは。

湾岸諸国における外国人労働者については湾岸戦争の前後で大きな変化が起こっている。クウェートを例にとると、もともと外国人労働者というとパレスチナ人やエジプト人などアラブ人であり、職業も高級官僚、大学教師、下級軍人、一般労働者など社会のあらゆる層で幅広く登用されていた。一変したのは湾岸戦争の勃発。従来のアラブ系労働者の台頭・存在感に危機意識をもったクウェートは戦後、近場ではなくあえてインド・パキスタン・バングラデシュ・フィリピン・タイなど遠方から社会的な影響力を持ちづらい外国人労働者を登用しているという。実際、湾岸戦争前に40万人いたパレスチナ人・エジプト人労働者のうち、戦争後復帰したのは15,6万人に過ぎず、GAP25万人はインド等、非アラブの国からで、ここから我々が現在認識している「中東における外国人労働者像」が形成されたのである。

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