2009年07月20日

コマツアメリカ元社長 中村建一さんとの対話

コマツアメリカの元社長、中村建一さんとのお付き合いは、先方からグローバル人材についてディスカッションをしたいとコンタクトをいただいたのがきっかけだった。

当時から私は中国はじめアジア新興国を主なフィールドにしているが、中村さんは25年間滞米されており、アメリカビジネスのプロ。コマツアメリカの社長としてシカゴで退職の日を迎えられた。私の主催するグローバル人材育成のための研究会でお話をしていただく等、若手に対して分かりやすくアメリカビジネスでのご経験ご教示いただくなど交流が続いた。

2005年に「ビジネスに日本流、アメリカ流はない グローバルマネージャー入門」(東洋経済新報社)を出版され、さっそく頂いた。そこには文化の違いはありながらも、ビジネスのゴールを目指すという共通目的のコンセンサスづくりと行動の大切さが述べられており、現場で起こっているfactsをベースに概念的なまとめが分かりやすくされていた。


ビジネスに日本流、アメリカ流はない.jpg



2年前の夏のある日、いつものように中村さんのアドレスからメールが届いた。開封してみると送信者は息子さんだった。そこには中村さんが永眠されたことと葬儀・告別式の連絡があった。まだ65歳という若さで、いつもお元気な様子だっただけに本当に驚いた。葬儀当日、斎場にいくと弔問客の長い列が続いており、そこで初めて社葬だということに気付き、コマツの中での存在感の大きさを改めて理解した。ずっと先に中村さんの大きな遺影が少し見えた。


もうお会いして、直接話をすることはできないが、我々にこの本を遺してくれた。
折々、読み返すことにより、中村さんとの対話を続けていきたい。





posted by 小平達也 at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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