グローバルな環境で仕事をし、変化に身を置く場合、以下のようなタイプ分けできます。
・海外⇒日本
・日本⇒海外
・学生⇒社会人
・担当者⇒管理職
これらはシンプルなほうで、実際には以下のように複雑になり、本人が感じるストレスの度合・負荷も周りが思う以上に高くなります。
(高負荷版)
・海外⇒日本と、学生⇒社会人、が同時に発生(海外大卒者の日本採用の場合)
・日本⇒海外と、担当者⇒管理職、が同時に発生(海外赴任者の場合)
※海外⇒日本と、管理職⇒担当者(海外よりの帰任時)もあり、帰任後の離職に繋がるケースもあり。
このように、職場環境等、変化のある時期でストレスも多くなりがちな時期ですが、ストレス対処法には「問題焦点型」と「情動焦点型」の2つあることはご存じでしょうか。
【ストレス対処法(コーピング)】
問題焦点型:ストレス要因に働きかけ、状況改善を図る(ストレス消失を図る)
情動焦点型:ストレス要因がもたらす感情に働きかけ、自らの認識を変える(ストレス緩和を図る)
問題焦点型であれば、コミュニケーション面では、自分の考えを適切に伝えるアサーティブや、自己成長のための周囲への働きかけ方(フィードバックを得る方法)により、ある程度の対応が可能です。
情動焦点型であれば、本人の認識を改める・視野を広げるというようなアプローチにより対応します。
(仕事の意味・意義や、同じ事実でも認識・見方をポジティブに変換して言語化する、等)
人間である以上、ストレスと上手につきあっていくことが大切になりますが、自分(や悩んでいる周囲の方)が、そもそもどのタイプのストレスに直面しているのか、まずは分類してから対応方法を考えることが必要となります。